●来夏大ブレイク? 「流しそう麺」愛好者が静かに増加中 [経済]

 最近、東京の中目黒界隈を中心に、じわじわと流しそう麺のファンが増えているという。といっても、昔からある「流しそうめん」のことではない。大ブレイクに向けて現在人気を拡大しているのは、「流しそう麺」だ。

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 流しそう麺ではまず、筒状のものを縦に割った、水を流せる道具を用意する。この筒は、竹を縦割りしたものをつなげて使用するのが一般的だ。それを傾斜に沿って設置する。筒の長さは、長ければ長いほどイベント性はあるが、5メートルもあれば十分に楽しめるので、場所や環境に合わせて変えればいいだろう。
 
そして筒に水を流して上流に麺を持った担当を一人置き、ほかのものは下流で、麺を待ち受ける。
 ここまではなんら「流しそうめん」と変わりないが、ここからが「流しそう麺」のメインイベントだ。

 下流にいる側は、皆その手に箸とお椀を用意し、上流から流れてくる麺を今か今かと待ち構えている。そして、上流にいる担当は、皆の待っているその麺をひと掴みし、その麺を流そうとする。ココだ、この瞬間こそが、まさに流しそう麺の醍醐味なのである。

 下流にいる側は、「今にも流しそう」なその麺を見て、存分に楽しみ舌鼓を打つのだ。

 この流しそう麺を楽しむうえで一番大事なことは、やはり、その流し手の「今にも流しそうな仕草」だ。下手な流し手だと、「流しそう」な感じがなく、まったく楽しめないという。

 また、今にも流れてきそうな麺を待つ側も、お椀に入ったつゆに、お好みで刻みネギを入れるも良し、おろし生姜を入れるも良し、といった具合で「流しそう麺」を堪能する。
 「流しそう麺」の盛り上がりは、流し手が「今にも流そうとする仕草」のバリエーションをどれだけ豊富に持っているかに左右されるという。

 しかし、いくらバリエーションが多くとも、30分と持つものではないだろう。たとえ最初の10分くらいは楽しくても、だんだんと疲れてくるはずだ。また説明するまでもないと思うが、この「流しそう麺」は、いくらやってもお腹はふくれない。ブレイクするためのハードルは多く、かつ高いのではないだろうか。


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